在宅ワークにオススメ(したい)高級オフィスチェア10選 シンク
Think(シンク)チェア
シンク(スチールケース)(販売はくろがね工作所など)
Think(シンク)は人間の身体の動きに直感的に応えることで快適さを実現するというオフィスチェア。現在のモデルは、デザインも設計方法も刷新し、よりスマートで、よりシンプル、そしてよりサステナブルなプロダクトとして生まれ変わったという二代目のモデルです。
特長
特長は以下のとおりです。
「スマート」=スチールケース社によると、シンクは人間の身体をのニーズを感知できるエルゴノミクスチェアだといいます。搭載しているLiveBack(ライブバック)システムは姿勢を変えるたびにその動きに追従し、体重感知メカニズムによって瞬時に快適さが伝わるとしています。
「シンプル」=操作は簡単。インテリジェントなエルゴノミクスデザインにより、最小限の調節機能で最大限の快適さと自分仕様のパーソナル化を実現したとしています。体重感知メカニズムはユーザーの体重を感知し、背もたれ反力を自動で調整します。1つのコンフォートダイヤルで4つのポジションを確保でき、背もたれ反力とリクライニングの量を調整できます。また、上下、前後、左右、角度付きアジャスタブルアームは体格や嗜好にあわせて調整できます。座面奥行きを調整することで長時間にわたる快適な座り心地を提供するとしています。ヘッドレストは調節範囲を拡張するなどその快適性を高めるために再設計され、あらゆる人にフィットし、作業と小休止の両姿勢をしっかりとサポートするとしています。長時間頭部をしっかりかつ快適に支えるのに十分なクッション性があり、布張りのソフトな質感で心地よさをさらに追及したといいます。5㎝の高さ調節範囲と5段階傾斜角度調節でさらに合ったフィット感を実現するとしています。
「サステナブル」=シンクは人と地球への持続的な影響が測定され、その影響が最小限に抑えられるように考慮されているといいます。二代目になったシンクでは、容易なリサイクルと素早い分解が可能なように部品を最小限にとどめ、使用後には製品を再利用またはリサイクルできることを念頭に設計されています。環境を考慮し、軽量化を実現したオフィスチェアだというシンクは、最大28%のリサイクル材を使用し、95%までリサイクルが可能です。
環境認証については、「Cradle to Cradle Certifiedシルバー」「ANSI/BIFMAレベル認証Level 3」「SCS Indoor Advantage™ ゴールド取得SCS IAQ Gold SCS IAQ」を取得しています。
スチールケースによれば、シンクは仕事で「座る」人のためのチェアだといいます。シンクは長時間座っている人のために開発したチェアだとしています。人が1日を通して「座る」という行為を徹底的に追求した結果もたらされた最もシンプルなカタチが同チェアだといいます。根幹にあるインサイトはデンマーク工科大学、ミシガン州立大学、バーモント大学の脊髄研究センターなどの著名大学機関との共同研究がもとになっているとし、また、実際のオフィスでの「座る」ことを観察し、実証するにはさらなる年月を費やしているとしています。
今までの人間工学的アプローチは、いまや健康な生活へ向けての予防ソリューションへとシフトしているとし、仕事に集中しながら姿勢を変えることが重要になっているとしています。シンクは背中の上部と下部では必要なサポートの量と質が異なるといいます。それは背中のカタチに合わせて変化し、背中の動きに追従するというサポート力によってです。圧力マップの検証によって、背もたれのフレクサーが背中全体を包み、ダイナミックで持続的なサポートを提供することに成功したといいます。チェアの中で身体が動く度に、流れるように背骨のカタチを真似しながら、背中全体を均一にサポートするとしています。
「座る」ことを強いられる中で健康でしかも快適に仕事をするためには姿勢を変えることがポイントになるとし、チェアに座って作業を続けながら、リクライニングするなど姿勢を変えられることが重要になるといいます。シンクは体重感知メカニズムによってリクライニングしてもビジョン&リーチゾーンを離れることなく、快適にPC操作などを続行できるとしています。
機能
体重感知メカニズム、コンフォートダイヤルのほか、上下、前後、左右、角度付きアジャスタブルアームは体格や嗜好にあわせて調節できる、座面奥行きを調節することで長時間にわたる快適な座り心地を提供など、より自分仕様にフィットする座り心地が実現できるとしています。
フレームはブラックフレーム、プラチナフレーム、シーガルフレーム。
アームのチョイスはアームレス、固定アーム、アジャスタブルアーム。
アジャスタブルランバーは標準。
その他のオプションとしては、「ポリッシュドアルミベース」「アジャスタブルヘッドレスト」(いつでも取付け、取り外し可能)。
カラー
カラーは、3Dニットがブラック、ココナッツ、モルト、ワサビ、ニッケル、タンジェリン、スカーレット、ブルージェイ。クロス張りがエボニー、クリムゾン、サファイア、インクブルー、ライノ、ココア、アジュアブルー、ハイドランジャ、コルク、メイズ、クラウド、ココナッツ、タンジェリン、スカーレット、ブルージェイ、ワサビ、ニッケル、モルト。
価格(メーカーカタログ価格)
価格(メーカーカタログ価格、税別)は、プラチナフレーム、アジャスタブルアーム付き、3Dニット、座クロス貼り、可動ランバーが173400円、など。
山人のオススメポイント
世界的レベルの思考を
スチールケースはハーマンミラーと同じくアメリカを代表するオフィス家具メーカーですが、日本の企業も含めて家具メーカーという呼び方がもはやそぐわないほどその概念が発展してきています。それ以前からスチールケースはメーカーではなく研究機関ではないかといわれるくらいにオフィス研究に注力し続けている企業だったといわれています。ハーマンミラーもそうですが、製品の開発に費やす時間と資本は多くの日本の企業がうらやむ存在であるようです。
シンクはデザイン的にはセレクトしたブランドのなかではあまり個性的でないようなスマートなシルエットをしているように思います。それは十分に練られて吟味されシンプルになっているからだと思います。世界を代表する企業の自信の表れかもしれません。座り心地もノーマルな印象で、柔らかさと軽さが印象といえば印象なのではないのかと思うくらいです。良い椅子の条件はもしかしたら座っていることを忘れさせることなのかもしれません。
本来なら「ジェスチャー」や「リープ」をセレクトするべきかもしれませんが、ブランドとして二代目がつくられたということの重さを尊重し、いわゆるノーマルの座り心地をいうものを経験する人を増やしたいと思います。
環境への配慮も世界をリードする企業としてお手本になるものがあります。グローバルを常に感じさせ、使う人を世界的レベルの思考へといざなう存在としてシンクはオススメしたいブランドだと思います。
メーカー紹介
くろがね工作所(販売)
株式会社くろがね工作所は、1927年創業のオフィス家具メーカー。「人と環境にやさしい空間創造」を企業理念にしています。空間創造とは、人が生活し働くあらゆる空間の快適かつ機能的で効率的な環境作りを進めることだとしています。同社はこの理念に基づき、顧客の満足、地球環境などに配慮した製品とサービスの提供を通じて、社会に貢献するとしています。
代表的なショールーム
くろがね工作所
事前予約制
〒105-0014
東京都港区芝1-10-13
芝日景有楽ビル5F
TEL. 03-5439-9111
FAX. 03-5439-9115
ここに記した説明は2022年10月時点のものです(2022年3月を修正しました)。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
また山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。
(シンクの画像については株式会社くろがね工作所様にご協力いただきました)