在宅ワークにオススメ(したい)高級オフィスチェア10選 セレーオ
「Celeeo(セレーオチェア)」(イトーキ)
セレーオ(イトーキ)
概要
セレーオは、着座と同時に体にフィットさせる独自の機能を限りなく操作レスで実現するとしてイトーキが2016年に発売したオフィスチェアです。どのように座ってもチェアが自ら動き、座る人の骨盤をしっかりと支え体にフィットするといいます。
従来のオフィスチェアでは対応できなかった「浅掛け」をも許容する画期的な座り心地を実現するとしています。
背支柱は、A型フレームのやわらかな曲線。セレクトタイプは、シルバーラインで上品な高級感を演出するといいます。美しい曲線のデザインの中に、柔軟性と快適性を実現した同チェアは、日本の「もてなしの心」を体現したチェアだとしています。
「GREEMGUARD GOLD認証」を取得。「シカゴ・アテナイオン博物館グッドデザイン賞2016受賞(米国)」「2016年度グッドデザイン受賞」の受賞歴があります。
機能
主な機能は以下のとおりです。
「オートマチックテンションロッキング」=体格や体重に応じてロッキングの強弱が操作なしで最適な強さに自動調節されるといいます。
「パッシブ・スライド・シート&アクティブ・ランバー・サポート機構」=着座と同時に座が沈み込みながら後方へスライドするパッシブ・スライド・シート(P.S.S.)機構と、背もたれランバー部が前方にせりだすアクティブ・ランバー・サポート(A.L.S)機構により、ランバー部が着座位置や姿勢の変化に自動的に追従して調節されるといいます。また、しなやかにたわむ樹脂の特性を活かしたラウンド・トップ・ベンディング(R.T.B)機能により快適な座り心地を実現するとしています。
「ベンディングシート」=座面のインターナショナル(芯材:再生ポリプロピレン樹脂製)には着座荷重や位置に応じてたわむように多数のスリットを設けているといいます。姿勢の変化にフレキシブルに対応し、体になじむ座り心地を実現したとしています。
「シートアングルストッパー」=背もたれのロッキングの角度を5カ所で固定することができるといいます。
背面タイプは、セレクトタイプ(モール付き)とスタンダードタイプ(モール無し)の2種類。背もたれは、軽快なデザインのメッシュタイプと、やわらかな座り心地を演出するクロスタイプの2種類から選択が可能です。
セレクトタイプのベースカラーは「ホワイトフレーム、アルミ脚」「ブラックフレーム、アルミ脚」。スタンダードタイプのベースカラーは「ホワイトフレーム、アルミ脚」「ブラックフレーム、アルミ脚」「ホワイトフレーム樹脂脚」「ブラックフレーム樹脂脚」。
また、ビニールレザータイプも用意。ベースカラーは「ホワイトフレーム、アルミ脚」「ブラックフレーム、アルミ脚」「ホワイトフレーム樹脂脚」「ブラックフレーム樹脂脚」。
張地カラーは、テクスチャードメッシュ張地カラーは、ブラックT、ダークグレーT、ホワイトグレーT、バーモントオレンジ、グレイッシュブラウン、カナリアイエロー、ダックブルー。メッシュ張地カラーは、ブラックT、オフブラックW、ライトグレーW、ラズベリーレッド、アンバーオレンジ、チョコレートブラウン、サンドイエロー、アイビーグリーン、モスグリーン、ストロングブルー、ネイビーブルー、プラムパープル。クロス張地カラーは、ブラックT、オフブラックW、ライトグレーW、ラズベリーレッド、アンバーオレンジ、チョコレートブラウン、サンドイエロー、アイビーグリーン、モスグリーン、ストロングブルー、ネイビーブルー、プラムパープル。ビニールレザーは、ブラックT、オフホワイトC、コーラルピンク、フラックスベージュ、アボカドグリーン、ターコイズブルー。
オプションは「ヘッドサポートユニット」「アジャスタブル肘・T型肘」「ハンガーオプション」。
価格(税別、イトーキカタログ価格)は、エクストラハイバックテクスチャードメッシュセレクトタイプベースカラーZT‐ZWアジャスタブル肘ハンガー付が212400円、ハイバックプレーンクロススタンダードタイプベースカラーTT‐WW肘なしが124300円、など。
山人のオススメポイント
美しさを強調した期待のチェア
セレーオチェアは、2016年の発売当時その美しさが強調されていたと思います。当時のオフィスはオフィスを主に新しく、美しく演出することで企業イメージを刷新し、優秀な人材を得ようという時期でもあったのではないかと思います。
また、オフィスには社外からも様々な人が集まり、コミュニケーションをとり、新たな価値を生み出そうとする機運が高まっている時期でもありましたから、不特定多数の人が座っても気持ちの良い座り心地を即座に提供できるオフィスチェアが必要とされていた時期だったと思います。そのなかで発表されたセレーオチェアはイトーキにとって期待のオフィスチェアだったと思います。
いままでになかった座り心地を提供
「オートマチックテンションロッキング」と「パッシブ・スライド・シート&アクティブ・ランバー・サポート機構」は、斬新で、いままでになかった座り心地を提供したと思います。
本来ならば、「スピーナ」や「コセール」をあげるところかもしれませんが、個性のあるデザイン的な美しさと不特定多数に対応する座り心地や快適性は在宅ワークでも活きると思いますし、また自室を美しく演出することもできるのではないかと思います。また、このデザインと座り心地は女性の方にも適しているのではないかと考え、セレーオにしました。とはいえ、基本的に自動調節なので、自分の好みかどうかはやはり試座をしてみられることをオススメしたいと思います。
代表的なショールーム
「ZA SALON TOKYO(坐サロン 東京)」
イトーキは、完全予約制のコンシューマー向けチェアショールーム「ZA SALON TOKYO(坐サロン 東京)」を東京京橋にオープンします。
同社によると、テレワークがあたらしい働き方として定着し、在宅ワーク環境について様々な課題が出てきたといいます。そこで「ZA SALON TOKYO(坐サロン 東京)」では、快適な「はたらく」をサポートするイトーキの人気チェアに座れる場を提供することで、顧客の最適なチェア選びを促進するとしています。
「ZA SALON TOKYO(坐サロン)」では、身体の動きにフレキシブルに順応し、デスクワークを快適にサポートする「アクトチェア」をはじめ、他のインテリアにも合わせやすいデザインで正しい着座姿勢に導くメカニズムを備えた「バーテブラ03チェア」などの人気チェアを用意しているといいます。ぜひ着座感、使用感を試してほしいとしてます。
ZA SALON TOKYO詳細
営業開始:2022年9月26日(月) 10:00から
開館時間:10:00~17:00 (要事前予約)
定休日 :火曜日、土曜日、日曜日、祝祭日
所在地 :東京都中央区京橋3-7-1 相互館110タワー 3階
東京メトロ銀座線「京橋駅」より徒歩1分/都営浅草線「宝町駅」より徒歩2分
メーカー紹介
イトーキ
株式会社イトーキは、1890年に伊藤喜商店として創業。120年を超える歴史では、ゼニアイキ(金銭記録出納機)をはじめ、世の中にないものを生み出してきた、INNOVATIONの軌跡でもあるとしています。そして、原点の精神は変わることなく、受け継がれているとしています。
VALUE イトーキの価値提供
同社は、最先端の研究・開発を行い、新しい価値を創造し、オフィス空間をはじめ、公共施設や教育施設、医療福祉施設、パーソナル空間まで、これからのワークスタイルをサポートするとしています。
Vision Statement
人も活き活き、地球も生き生き
Vibrant People, Beautiful Planet.
同社は、生き生きと持続する美しい地球と、そこで活き活きと活動する人びとが、互いに作用しながら織り成していく、躍動感ある未来を求めて企業活動を行っていくとしています。
活動の全ての領域において徹底的な環境配慮を続け、人びとの多様な価値観を受容する寛容さを持ち、創造的で豊かな、活力ある社会の実現を目指していくとしています。
Mission Statement
明日の「働く」を、デザインする。
We Design Tomorrow. We Design WORK-Style.
同社は、心と身体の健康を維持し、高い生産性を実現しながら、力強い創造性を発揮し、そして価値あるイノベーションを生み出していく、そういった、人びとの「働く」という活動を支援していくといいます。
同社は、常に「人」を中心に据えた思考を持ち、明日へとつながる、新鮮で価値ある、充実した「働く」をデザインし、顧客の働く「空間」「環境」「場」づくりを実践していくとしています。
イトーキのワークプレイス事業については、同社は、1890年の創業以来、ミッションステートメントに『明日の「働く」を、デザインする。』を掲げ、オフィス家具、物流機器、ICT・映像音響機器、建材内装設備など幅広いラインアップでさまざまな「空間」「環境」「場」づくりをサポートしてきたといいます。
コロナショック以降は働く空間全体を「働く環境」と捉え、ワーカーが"集合して働く"環境づくりのための製品・サービスのほか、在宅ワークや家庭学習のための家庭用家具などの"分散して働く"環境を支える商品、さらに企業の働き方戦略や働く環境整備のためのサーベイやコンサルティングサービスなどトータルで提供することで、あらゆる空間における「働く環境」づくりを支援しているとしています。
ここに記した説明は2022年9月時点のものです(3月のものを修正しました)。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
また山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。
(セレーオの画像については株式会社イトーキ様のご協力をいただきました)