在宅ワークにオススメ(したい)オシャレなオフィスチェア10選 MUチェア

「MU(エムユー)チェア」(内田洋行)

MU(エムユー)チェア

MUチェアは内田洋行が2018年11月に開催した「UCHIDA FAIR 2019」で発表され、発売したオフィスチェアです。
緩やかなカーブの大きな木製の背座と、背のしなりによって、座る人の自由な姿勢に対応し、快適な座り心地をつくるといいます。
MUチェアは、様々な用途に使える、オフィスチェアの新しい原形だといいます。どこでも仕事ができる現在、オフィスチェアに求められている価値は、今までとは変わってきたとしています。
MUチェアは、大きすぎず派手すぎず、シンプルで丁度良い心地よさだといいます。
オフィスチェアの原型のようなその佇まいは、多様な仕事場を感じの良いものに変えていくとしています。

同社は、働き方は日々変化し、仕事場に求められる価値は多様化しているといいます。そして仕事をする場所自体も、自由に選べる時代になってきたとしています。そのなかで、多様化した場にふさわしく、これで充分と思える椅子は、どの様なものなのか、同社は、もう一度仕事のための椅子を見直すことにしたといいます。
必要な機能を抽出し、無理のない形を選び、椅子として、真っ当な姿を探していく。その作業を繰り返し、見つけ出した椅子の姿は、以前からその場所で使っていた様な自然な風景を作り出すものとなったとしています。

受賞歴としては2019年のグッドデザイン賞を受賞しています。

特長は以下のとおりです。

ガス式上下調整
スムーズな動きのガススプリングにより、身長体格に応じた調整が可能だといいます。

緩やかなカーブ
丸みのある緩やかな背が体を優しく包み込み座る人に安心感を与えてくれるとしています。

上下スタッキング
4本脚は4脚までスタッキング可能だといいます。

適度な背のしなり
適度にしなる背が姿勢の変化に合わせてしなやかにフィットするとしています。

バリエーション
5本回転脚:ヌード、座クッション
4本脚

カラー
木部:オーク突板
布張り:ブラック

オプション
T型肘:ブラック

価格(メーカーカタログ価格、税別)
5本回転脚ヌード
  肘付が70900円
  肘なしが61600円
5本回転脚座クッション
  肘付が63400円
  肘なしが54100円
4本脚   50000円

山人のオススメポイント

現場の創造性をかきたてるようなオフィスチェア

MUチェアは、クリエイティブなデザインと木質の持つリアルな感触が現場の創造性をかきたてるようなオフィスチェアだと思います。
乱雑な作業場においても作り手の軸をブレさせない佇まいを持っている、ずっと気になる一脚だといえるのではないでしょうか。


説明にもありますが、これで充分と思える椅子は、どの様なものなのか、同社は、もう一度仕事のための椅子を見直すことにしたといいます。これで充分ということは、こんなもので充分だということとは違うと思います。
必要な機能を抽出し、無理のない形を選び、椅子として、真っ当な姿を探していく。その作業を繰り返し、見つけ出した椅子の姿は、以前からその場所で使っていた様な自然な風景を作り出すものとなった、としていますが、何度も検討し、磨いていくこと、それが洗練するということだと思います。以前からその場所で使っていた様な自然な風景というのは、機能と美を研ぎ澄ましたところからくる「ワザ」や「カタ」の世界にまで昇華しているともいえるのではないでしょうか。

オプションのT字肘がオススメ


オプションのT字肘をオススメしたいと思いますが、そのタイプの場合、実際の座り心地は、丁度いい空間の中にも、襟を正すような良い姿勢をとらせてくれるような印象があります。
ヌードタイプの場合は少しハードかなとも思えますが、布地やメッシュで覆われ、またロッキングなど多くの機能を持つオフィスチェアにはないスパルタンな感じがして、逆に自分の中の創造的な気持ちを掻き立ててくれるような高揚感のようなものを感じさせてくれると思います。
とはいえ在宅ワークにおいては、座クッションタイプの方が柔らかく、落ち着いた気持ちで作業的な仕事をこなすことができるのではないかと思いますので、こちらのタイプの方がいいのではないでしょうか。
MUチェアは、シンプルなデザインゆえに、長い間忘れていたストイックな感じを思い出させてくれるような、常に原点に還り、また新たなモチベーションを呼び起こすというようなドラマチックな感情を沸き立たせてくれるようなオフィスチェアだと思います。

メーカー紹介

内田洋行

内田洋行グループは、ICTと環境構築で「働き方変革」「学び方変革」「場と街づくり変革」の社会課題解決を進めており、2021年に創業111周年を迎えました。同社は1989年、企業内研究所として「知的生産性研究所」を設立。経営、オフィスワーカーの双方にとってより良い働き方を主な研究テーマとして、多くの「調査・研究」、「コンサルティングサービス」、「知識交流」を実施。激変する環境を勝ち抜くために、生産性と躍動性の向上によって「柔軟で強靭な組織」と「充実したワークライフバランスと働き甲斐」の双方の実現を追求し、2010年には「Change Working」コンサルティングを開始。これまでの調査・研究の成果をもとに、プロジェクトなどの企画、方法論や手法の開発へと活用し、働く人が業務に応じて適切な機能と場所を自律的に選択する「アクティブ・コモンズ」を提唱しています。2021年7月期は売上高2910億円を達成しています。

代表的なショールーム紹介

内田洋行 THE PLACE
「THE PLACE for Change Working」は、より生産性が高く躍動的なワークスタイルの実現に向け、「働き方」と「働く場」の在り方を探る実証型ワークプレイスだといいます。
営業部門をモデルとして、営業ならびにスタッフが最高のパフォーマンスを発揮できる「働き方」と「働く場」の実現を目指しチャレンジしているとしています。理想の働き方を実現するための「場」を、体感してほしいとしています。

事前予約制(HPから)
所在地
東京都中央区新川2-3-9 内田洋行新川第2オフィス
電話 0120-077-266(お客様相談センター)
開館時間 平日9:00~17:00
休館日 土日祝日及び年末年始、夏季休業日

ここに記した説明は2022年9月時点のものです。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
また山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。


(MUチェアの画像に関しては株式会社内田洋行様よりご協力をいただきました)

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