在宅ワークにオススメ(したい)高級オフィスチェア10選 インスパイン
INSPINE(インスパイン)
インスパイン(コクヨ)
概要
インスパインは、多様化するデバイスや変化するワークスタイルにあわせて着座姿勢を最適にサポートするオリジナル機能を搭載。先進ワークスタイルに必要な、多様な調節機能と身体にしなやかに追従する座り心地を併せ持つコクヨのオフィスチェアの頂点に位置するハイスペックモデルです。
特長
主な特長は以下のとおりです。
「ワイヤーランバーサポート」=チューブ内を自在に動く1本につながったワイヤーを、背骨の湾曲や姿勢の変化に合わせて自在に調節することができます。ワイヤーランバーが一体のしなやかな面のように身体を支えメッシュ背もたれのソフトな座り心地を最大限に活かしながらも腰部を確実にサポートするといいます。
「前傾姿勢に対するサポート」=同社によると、ノートPC、タブレット端末などの普及が進み、前傾した作業姿勢が増えているなか、上半身のみを前傾させると身体が前屈してしまい、腹部の圧迫や、姿勢の崩れによる肩や腰への負担が増してしまうといいます。インスパインは、背骨と大腿骨との角度が開く姿勢をとることで、より自然に背骨のS字形状を保つことができ、前傾姿勢における大腿部の体圧分散性も向上できるとしています。「オープンポジションメカニズム」は、座面前縁が最大20㎜まで可動し、任意の位置で座面角度を固定できます。大腿部の開放が骨盤を起こし、適切な体圧分散にも効果があるとしています。
「最適なポジションの可動肘」=前傾・後傾姿勢でパソコン作業をする際の最適なサポートポジションを追求。肘パッドを前方・後方に移動させることで体とデスクの最適な距離の確保が可能になるといいます。タブレットなどのデバイスの変化に合わせて多様化する作業を適切にサポートするとしています。
「シンクロロッキング」=座の前部を支点としたFS(フロントサポート)背座角度連動機構。姿勢が変化しても大腿部を圧迫せず、自然な座り心地を実現。ロッキング角度は20°(任意の位置で固定することができます)。
「座の高さ調節」=デスクの高さや体格、作業姿勢に合わせて、座面の高さを好みの位置にワンタッチで調整することができるといいます。ストロークは90㎜。
「座の奥行き調整」=体格に合わせて、座面の奥行きを好みの位置に調節することができます。ストロークは50㎜。
「可動肘」=デスクの高さや体格、作業姿勢に合わせて、肘掛けを好みの位置に調節することができます。水平方向の前後ストロークは85㎜、角度は内側30°。上下方向のストロークは100㎜となっています。
「ロッキングの強さ調節」=体格に合わせて、ロッキングの反力を好みの強さに調節することができます。調節は座面右下のグリップで行います。
ベンディングシートのインナーシェルには、最適な箇所が着座荷重に応じてたわむように多数のスリットを設けています。
肩をホールドするクッション形状。上部の左右は柔らかい素材で連結し、フレキシブルに動かせるといいます。
タイプ・カラー
タイプはヘッドレスト付きタイプ、ハイバック、ローバック。
カラーは布張りタイプ(背メッシュ)がブラックフレームとホワイトフレームに座カラーがブラック、ダルグレー、インディゴブルー、ターコイズ、オリーブグリーン、リーフグリーン、シグナルレッド、マンダリンオレンジ。
革張りタイプ(背メッシュ)がブラックフレームに座(本革)がブラック。
価格(メーカーカタログ価格)
価格(メーカーカタログ価格、税別)は、布張りローバック肘なしが164100円、布張りヘッドレスト付きタイプ可動肘が229700円、革張りヘッドレスト付きタイプ可動肘が299700円、など。
山人のオススメポイント
コクヨオフィスチェアの最高峰
ここ数年、オフィスでは、PC作業だけではなく、タブレットの普及により、働く上でも様々な姿勢がとられ、オフィスチェアはそれに対応することが要求されてきました。前傾姿勢、後傾姿勢、タブレット対応可動肘、ワイヤーランバーサポートなど高度で多様な機能を備えた、コクヨオフィスチェアのヒエラルヒーの最頂点に立つインスパインは、前衛的ともいえるイングに対峙するオーソドックスなオフィスチェアの最右翼でもあります。
高級で洗練されたデザイン
インスパインの魅力はこれらの細かい座り心地に対する多彩な機能であると同時に、金属を多用したデザインであると思います。座り心地と同時に洗練されたデザインは、特にハードなイメージで、高級感と存在感を実現していると思います。また、選択するカラーによって、高級感、カジュアル感、シャープな感じも出すことができると思いますので、自分の部屋とイメージに合わせていろいろとシミュレーションしてみるとよいと思います。
細かい調整までに対応
座り心地は、座面を支えるポールを中心に大きく回転するという感覚があり、イングとはまた違った動きで重量感と高級感、安心感があるというイメージを持っています。
また、コクヨは快適なイスの考え方として「3原則+1」を提案しています。原則1は体圧が適正に分散されていること、2は背骨を自然なS字形状に近づけること、3は適正とされるサイズに調節できること、+1は、タブレットなどを用いたワークにおいても、S字形状を保ちやすくする「前傾サポート」で、背もたれはそのままに座面のみを前傾させることで、背座の開角度を広げ、肩や腰への負担を軽減するということとし、その代表的な例として、インスパインの「シンクロロッキング」機構をあげています。長時間の着座姿勢をとることも多い在宅ワークにおいて大腿部の圧迫軽減機能は大きな効果が期待できると思われます。
高級で安定的な座り姿勢をつくるなかで細かい調整までに対応できるインスパインは、在宅ワークにオススメしたい高級オフィスチェアだと思います。
メーカー紹介
コクヨ
コクヨ株式会社は、オフィス空間構築などを行う空間価値ドメイン、オフィス用品の仕入れ・販売を行うビジネスサプライドメイン、文具の製造・販売を行うグローバルステーショナリードメインを展開しています。
空間価値ドメインはさらに多様化するワークスタイルのニーズに向き合い、これからの働き方、働く人の暮らし方までを考え、モノとコト、サービスを含めた事業を展開しています。顧客の「はたらく」「まなぶ」「くらす」が、より創造的に、快適になる空間を提案してくとしています。2021年12月期の連結業績における売上高は3201億7000万円です。
代表的なショールーム
コクヨ:在宅勤務向け「家具体験コーナー」(来場)
東京都港区港南1-8-35
東京品川オフィス南館1F「THE CAMPUS」
(品川オフィス1FのSHOPエリア)
予約不要
8:30ー20:00(20:30閉館)
上記のうち10:00ー19:00はスタッフが常駐
スタッフ不在の場合も自由に試すことが可能。
ここに記した説明は2022年10月時点のものです(2022年3月から修正しました)。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
また山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。
(インスパインの画像についてはコクヨ株式会社様よりご協力をいただきました)