在宅ワークにオススメ(したい)オシャレなオフィスチェア10選 ジロフレックス313

「giroflex(ジロフレックス)313」(プラス)

ジロフレックス313(ジロフレックス、日本での生産販売はプラス)

概要

1871年創立のスイスのチェアメーカージロフレックスは座るひとにあわせた最適な座り心地を実現するという、エルゴノミクスチェアの進化系だといいます。
ジロフレックス313は、座る人の体重を椅子が自動的に感知。ロッキングの理想的な強さの調節を実現するとしています。
身体の大きな男性、小柄な女性、さまざまなタイプの人が座る場合でも、ジロフレックス313は自動的に体重を感知し、理想的なロッキングの強さを実現するといいます。
複数の人が座るフリーアドレスに適した機能だとしています。

優れたデザインのアルミダイキャストのフレームと脚が、スタイリッシュな空間を生み出し、オフィスはもちろん会議スペースにもフィットするといいます。


シートと背もたれの動きは、ユーザーの体重を感知し、理想的なロッキングをサポートするといいます。また、同期メカニズムにより、すべての調整が自動的に実行されるとしています。手動での変更が必要な調節は、シートの高さとロッキング固定機構のみで、フリーアドレスなど共有ワークステーションに適しているといいます。


骨盤を適切に支え、大腿部への圧迫を軽減するために、座面は2つの角度で構成しているといいます。
座面の後ろ半分は、背もたれのランバーサポートとの相互作用により背骨のS字カーブを維持し、骨盤への無理な圧迫が生じないよう設計されているとしています。
一方、座面の前方約三分の一には-7度の傾斜をつけ、大腿部を負荷から開放するとしています。太ももの裏を座面が圧迫することがなく、血行を妨げないといいます。この-7度という角度によって、適切に体重を分散しつつ安定して着座できる、絶妙なバランスが保たれているとしています。

背には軽快感のあるメッシュ素材を採用。通気性はもちろん、しなやかさと適度なテンションが高いフィット感を実現するとしています。

また、ジロフレックス313は、Cradle-to-Cradle(ゆりかごからゆりかごへ)プログラム」の認定を受けており、これは、人と環境への安全性を保ち、無駄のない効率的な資源の利用と、持続的で再生可能な循環型社会を目指し国際的な取り組みだといいます。
ジロフレックス313は、環境に配慮した素材、連続サイクル、最小限の使用のコンセプトに基づいて設計されているとしています。部品点数を最小限に抑えることで、製品に使用する資源を削減し、省エネルギーや再資源化にも継続的に取り組んでいるといいます。すべての部材が分解可能でリサイクルできるとしています。

また、デザイン賞2015年にはRed dot awardを獲得しています。

機能・特徴

体重感知メカニズム


座る人の体重に応じてロッキングの強さを自動調整する画期的な体重感知メカニズムを装備しているといいます。

背座シンクロロッキング


背と座が一定の割合で連動しながらロッキングするシンクロロッキングのため、腰が前方へずれる不快感を解消するといいます。
最前傾ポジションでの固定が可能だとしています。

座面高さ調節


ガス圧により、レバー操作で座面の高さを130㎜の範囲で調節できるといいます。

背もたれ手掛かり


背もたれの背面上部は、チェアを引き出しやすいよう手掛かり形状になっているとしています。

ラインアップ

肘付き 肘なし

カラー

背メッシュ
ブラック、ライトブルー、イエローグリーン、オレンジ、ライトグレー、バイオレット
座面:クロス
ブラック

価格(メーカーカタログ価格、税込み)

肘付:176440円~
肘なし:159060円~
        

山人のオススメポイント

使う人のセンスを感じさせる一脚

ジロフレックスはヨーロッパを代表するスイスのオフィスチェアの専門メーカー。エルゴノミクス(人間工学)に基づく先端技術を集結したという高機能チェアのブランドで、そのなかでも313はスタイリッシュなヨーロッパ的なデザインが特長で、オシャレなチェアだと思います。アルミダイキャスト、樹脂、メッシュを使用しシンプルにまとめられたデザインは知的で使う人のセンスを感じさせる一脚だと思います。


座と腰をしっかりとタイトにホールドしてくれる印象のある座り心地ですが、それ以上に腰よりもお尻と背のカーブで受けるタイプで、いわゆる身を委ねることのできるチェアだと思います。

肘付きがオススメ

肘付きと肘なしのタイプがありますが、オススメしたいのはやはり肘付きです。理由としては、肘の部分がデザイン上トータルな流れのなかに含まれており、その美しさとディティールの良さを生かしたいのがその一つ。

また、肘があることでやはり身体をささえることができるのでその分座り続けるのも、また、体を動かすときも、立ち座りの時にも楽だということです。そして、何よりオフィスチェアにおいては、背と座と肘のつくる空間が非常に大切で、これが一つの、ある世界観の実現、または味わいにもなりそのイスの個性にもなるのです。それをつくるのに肘は有効なアイテムなのです。身体の支え方は一つではなく、様々な要素があり、それを高い次元でつくりだせることができるイスが高級なものであるというのが山人の考えでもあるのです。

思想や技術を味わうということ

ジロフレックス68の紹介の時に、68の場合にはドイツの高級車に乗っているかのようなイメージがあると書きましたが、313にはもう少しスパルタンなクルマに乗っているイメージを想像できるかもしれません。つまり68には得も言われぬ安心感のようなものがあり、313の場合はもう少しワークに特化しているようなイメージがあるのだと思います。山人がジロフレックスをオススメするのはジロフレックスにはそれに対する意識とノウハウを持っているのだと感じるからです。その思想や技術を味わってもらいたいと思っています。

家族での共用にも

また、313は、タスクチェアだけでなく、ミーティングチェアとしての提案もされていますが、体重感知メカニズムや背座シンクロロッキングなどは在宅ワークにおいても決して無駄になるものではないと思います。むしろ自宅においてご夫婦や家族での共用が必要な場合には細かい調整がなくてもすぐに最適なポジションを得られるということは大きなメリットであると思います。

生産はプラスの前橋工場

プラスは前橋工場で2012年からジロフレックスの認可を得て、国内市場の同チェアをすべて日本で組み立てています。それは、プラスの長年のノウハウであり、ものづくりの経験があってこそだといいます。海外ブランドであっても生産・サポートには安心感があると思います。
ジロフレックス313は、在宅ワークにおいてもその個性を発揮するオシャレなオフィスチェアの一脚だと思います。

メーカー紹介

ジロフレックス

ジロフレックスは1871年の創立のスイスのチェアメーカー。創立以来、座ることについての徹底的かつ科学的な研究開発により、設計に関する新しい見識と熟練技術者のノウハウとマイスタースピリッツにより、エステティック(審美学)、エルゴノミクス(人間工学)、エコロジー(生態学)、エコノミー(経済性)の4つのテーマが融和されたイスを創造し提供し続けているとしています。

同社は、イスは常にその人に合わせなければならず、その逆であってはならないと考えています。座る人とイスの関係を徹底追求したエルゴノミクスの理念を具現化した機能性と伝統が育んだクラフトマンシップの見事な調和が創り出す優れた品質と耐久性により、ジロフレックスの製品は最先端のオフィスチェアとして世界的に高い支持率を獲得しているとしています。

プラス

プラス株式会社は1948年、東京で事務用品卸を営んでいた今泉商店と鈴木商店が合併して設立した千代田文具株式会社が1959年に「プラス株式会社」に商号を変更。この社名には、二つの商店が一緒になった=「+」されたということに由来するとともに、世の中にプラスになる会社にしていきたいという想いが込められているといいます。以来、文具・事務用品卸からブランド・メーカーから自社工場を持つ本格的メーカーへと着実に転進し、メーカーとして製品開発に意欲的に取り組んできたとしています。一方、業界の商習慣や文具・オフィス家具といった取扱商品の範囲にこだわらない独自の流通サービス(アスクル、ビズネット)を発明するなど、市場創造にも鋭意挑戦し続けてきたといいます。刻々と変化する経済環境に対し、最適な経営体制を常に追求しながら、メーカー、流通の各事業に取り組むととともに、物流や製造・販売などを担う国内外グループ各社のマネージメント会社として、顧客満足の最大化を目指しているとしています。

同社が顧客に提供するものは、単に商品やサービスだけでなく、顧客に満足をもたらすことだといいます。新しい商品やサービスを通じて、今まで経験したことのない満ち足りた気持ちになってもらう。顧客の満足は、自分たちの満足でもあり、社会の満足にも通じるとしています。新しい価値で、新しい満足を。これを自分たちの最大の喜びとして、社会に貢献していくことがプラスグループの使命だとしています。

同社は、これからのオフィスづくりのグランドコンセプトとして"オフィスに「引力」を。人をひきつける、社会をひきつける、未来をひきよせる" を掲げています。
「引力」を生むためには、社内外のあらゆるステークホルダーと積極的につながりをもち、企業の社会的な役割、価値を示す舞台としてオフィスが重要な役割を担うと考えているといいます。そのため、2022年11月下旬に、同社のファニチャーカンパニーが移転。さまざまな人々、文化、価値観、ビジネスが集積するという恵比寿に、社会活動と企業活動を結ぶプラスの新たな拠点「PLUS DESIGN CROSS(プラスデザインクロス)」を構え、新しい働き方を実践し情報を発信するとともに、恵比寿の街に集う多様なパートナーとの共創活動を行っていくとしています。

年間売上高は
977億円 (2021.1.1~2021.12.31 単体)
1,875億円 (2021.1.1~2021.12.31 連結)
としています。

プラスの代表的ショールーム

プラスは、2022年11月に恵比寿ガーデンプレイスへファニチャーの事業拠点を移転します。新オフィスは名称を「PLUS DESIGN CROSS(プラスデザインクロス)」と命名し、自社オフィス兼体験型ショールームとして展開します。それと同時に、同センタープラザ1Fへワーク&ライフスタイルショップ「ouchi GARAGE(おうちガラージ)」、B1Fにワークスタイルショップ&ショールーム「CREATORE with PLUS(クリアトーレ ウィズ プラス)」を新規出店し、生活空間からオフィス空間まで最適な働き方を幅広く提案していくとしています。
新たなショールームの形態は情報がわかり次第お伝えしたいと思います。

ここに記した説明は2022年10月時点のものです。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
また山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。


(ジロフレックス313の画像についてはプラス株式会社様よりご協力をいただきました)

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