在宅ワークにオススメ(したい)オシャレなオフィスチェア10選

はじめに

2019年の末、コロナ禍が突然発生し、世界を席巻し始めて3年になろうとしています。それまでもテレワークの必要性は提唱されてはいましたが、コロナ禍になり急速に進んだのは周知のことだと思います。いまだにコロナ禍は解消されず、世界のほとんどはウイズコロナの体勢に移りつつあります。日本においてもこの3年間を経て少しずつ出社率を上げていく企業が増えているようですが、Zoomに代表されるコミュニケーションツール環境の充実により、在宅ワークは有力な働き方として定着しつつあると思われます。
2022年3月、弊サイトにおきまして、その在宅ワークに関して、「在宅ワークにオススメ(したい)高級オフィスチェア10選」を紹介させていただいておりますが、今回、その第2弾として「在宅ワークにオススメ(したい)オシャレなオフィスチェア10選」をご紹介したいと思います。
山人(管理人、筆者)のオススメ(したい)オシャレなオフィスチェアは以下の10製品です。

① フィノラ(オカムラ)
② モード(オカムラ)
③ イングライフ(コクヨ)
④ オフセットフレーム(コクヨ)
⑤アクトチェア(イトーキ)
⑥バーテブラ03(イトーキ)
⑦ セイルチェア(ハーマンミラー)
⑧ MUチェア(内田洋行)
⑨ ジロフレックス313(ジロフレックス、プラス)
⑩ ジェネレーションチェア(ノルジャパン)

オシャレなオフィスチェアというのは山人が勝手にカテゴライズしたものです。それぞれのブランドがそのデザイン性を謳っていますが、オシャレというのは人それぞれの感じ方に負うところが大きいのかもしれません。今回、山人が考えたオシャレである要件は以下のようなものです。
デザイン性を主張していること、デザイナー(インハウス以外)が関わっていること、デザインや思想が革新的であると思われること、独自の佇まいを持っていること、スタイルがスマートで多くの人に愛されていること、などでしょうか。これらの要件をすべて満たさなくてはならないわけではないのですが、より重視されているモデルであるということはいえると思います。もちろん、オフィスチェアとして優秀で高性能であることは大前提です。そして、機能、安全、安心、健康、環境対応など在宅ワークの条件のみならず世界的なテーマに配慮していることもまた然りです。


特に今回、そのチェアが、所有することで、使う人の人生を美しく彩り、豊かにしてくれるというイメージを持つことができるのではないかということを重視したつもりです。
過去、現在、そして未来に思いを馳せながら、仕事に取り組むモチベーションを高めてくれる期待が持てるというもの、何よりある価値観のもとに空間をグレードアップさせ、新たな環境に身を置くことができるイノベーティブなチェアであると思えるものをピックアップしました。


働き方改革はいうまでもなく、ウイズコロナの状況において、在宅ワークに代表されるソロワークは今まで以上に大切になってくるものだと山人は考えます。在宅ワークがそれほど普及しないころのように、疑いもなくセンターオフィスを中心に企業のルールに則って業務を進めるだけではなく、これからのワークスタイルに求められることは、自らの意思をもって学び、考え、深めていく、そして自分のなかで創造することだと思います。
すでに掲載している高級オフィスチェア10選のオフィスチェアもそうですが、今回のオシャレなオフィスチェア10選は高い性能を持ちながらもデザイン的にもオシャレで、美しさやスマートさを備え、空間を彩りながらより充実した在宅ワークに寄与してくれるのではないかと思います。
申し訳ありませんが、それらのチェアについての説明は、あくまでも定性的ではあり、定量的に必ず効果があるというものではありません。また、それぞれのチェアの持つ魅力を発揮させるのはあくまでも使用する人であり、魅力を感じるのも活かすのもその人の考え方1つです。しかしご紹介するチェアはどれもオシャレで魅力のあるチェアばかりだと考えています。このなかの1つでもいいので、ぜひご覧いただければと思います。

各チェアの概要の紹介 

① フィノラ(オカムラ)

フィノラはオカムラが2018年11月に開催した「オカムラグランドフェア2018」で展示し、2019年4月から販売を開始したオフィスシーティングです。

同製品は、同社が「イタルデザイン」とのコラボレーションにより生まれた次世代オフィスシーティングだといいます。
同社によると、時代とともに進化をとげてきたシーティングのデザインと機能について、同社は、「イタルデザイン」とのコラボレーションで、多様化する現代のワークプレイスにフィットするタスクシーティングについて再考したとしています。現代に合う斬新なデザインと高い機能性を両立するため、自動車デザインで培われたイタルデザインの美意識と、約70年に及ぶシーティング開発で培われたオカムラの技術力を、次世代オフィスシーティング「フィノラ」に集結したとしています。

② モード(オカムラ)

モードは、オカムラが2014年11月に開催した「オカムラグランドフェア2014」で発表・展示し、2015年1月から販売を開始したオフィスシーティングです。

オカムラによると、モードは、「機能とデザインが融合。インナーメッシュ構造による優しく包み込む座り心地を」提供するとして、座るというより、身に着ける感覚かもしれないなどとしています。オーダーメイドスーツのようにディティールにまで仕立てにこだわることや、背もたれを極限まで薄く見せるインナーメッシュ構造など、技術を創意が類のない上質さを紡ぎだすとしています。
モードは、柄と手触りの異なる4種39色のクロス、2種15色のメッシュ、3色の革からオーダーでき、背と座のクロスは、各部に段差が出ないよう、1つひとつ職人の手で張り込まれるとしています。背と座の3次元カーブは、長きにわたる研究と経験から導き出されたラインで、最適な姿勢を長く保て、疲れにくく快適だといいます。オーダーメイドスーツのように、ディティールにまで仕立てにこだわる。モードには、約70年にわたるオカムラのモノづくりが織り込まれているとしています。


③ イングライフ(コクヨ)

イングライフは、コクヨが2021年12月20日から発売を開始したワーキングチェアーです。コクヨは、イングライフは在宅時間が増えた昨今、長時間快適に座ることができ、自宅での様々なシーンに対応したMulti Objective Chair(マルチオブジェクティブチェアー)だとしています。

コクヨによれば、日本人の総座位時間は世界最長の1日7時間であることが発表され(シドニー大学が世界20カ国を対象に行った平日の総座位時間調査)、長時間座り続けることで健康リスクが高まることから、国からも注意が呼びかけられる社会問題となったといいます。同社は、座るという行為に真正面から向き合い、座面が360°揺れ動くイノベーティブなオフィスチェア「ing(イング)」を2017年に発売。動く座面によりあらゆる姿勢をサポートすることを可能にし、体への負担を軽減することから、長時間座っていてもデスクワークできるチェアとして反響を呼び、累計販売数は3万脚(同社、2021年12月のリリース)を超えているとしています。

近年、コロナ禍でワークスタイルにも大きな変化が起こり、在宅勤務が常態化しているとし、在宅勤務を行う人は、職場で勤務する人に比べ、座位時間が1日平均76分長いことが明らかになっており(東京医科大学が行ったCOVID-19アウトブレイク時における一般市民の予防行動に関する研究結果)、体への負担は増加しているといいます。

そこで、同社は新しいライフスタイルに寄り添ったチェア「ingLIFE(イングライフ)」を発売。イングの特性を活かし、在宅向けの機能やデザインにもこだわってさらなるアップデートをした製品だとしています。


④ オフセットフレーム(コクヨ)

オフセットフレームは、コクヨが2015年12月から発売を開始した家具の新ブランド「DAYS OFFICE(デイズオフィス)」の1アイテムです。

デイズオフィスは、時代のニーズをいち早く取り入れながら、適切な価格で、簡単にシミュレーションでき、スムーズに導入できるという、オフィスにとっての「ファスト・ファッション」。つまり「ファスト・オフィス」だとしています。
2015年12月時点では、チェア3種、テーブル3種の6種類で、そのラインアップのなかの1つがオフセットフレームです。
2016年には、新たに「バウンダリー」シリーズとして、カウンターやシェルフなどの5アイテムを追加。
その後、チェア「Stock stack」を追加するなど、順次シリーズを拡充しています。
デイズオフィス6つのこだわりとして
01 すべてが一気にそろって便利
02 居心地のよい空間をトータルコーディネート
03 置くだけで完成するからカンタン
04 つくっていくプロセスも楽しい
05 家でも使いたくなるデザイン
06 実際に体験できるから安心
を訴求しています。

オフセットフレームは、ベース形状や素材などの組み合わせ次第で、400通り以上のバリエーションを誇るというスタッキングチェアーです。フレームがわずかに「はみ出ている」ようなデザインが特徴だとしています。このフレームによって椅子が引きやすく、スムーズな持ち運びやスタッキングが可能になっているとしています。

⑤アクトチェア(イトーキ)

アクトチェアは、イトーキがアジャスト&アクティブというコンセプトのもと、2018年11月に発売した、ワークパフォーマンスを高めるための理想の座り心地を追求したという新スタンダードのタスクチェアです。リフレッシュする時も、座る姿勢やからだの動きに合わせてフレキシブルに順応し快適な座り心地をサポートするとしています。
2022年2月には、コロナ禍のオフィスワークを考慮した新素材のエラストマーバック仕様を追加しています。

⑥バーテブラ03(イトーキ)

バーテブラ03は、イトーキが2019年11月から、ワークスタイルが多様化する現代に向けて、自然と正しい着座姿勢に導くメカニズムを持つという新たなワークチェアとして発売したライトタスクチェアです。

⑦セイルチェア(ハーマンミラー)

セイルチェアはハーマンミラーが2010年10月、2年に一度ドイツで開催される世界的な家具見本市「オルガテック」で発表し、2011年2月に日本でも発表会を開催し、同年5月から発売を開始したオフィスチェアです。

同チェアには、ワークチェア、サイドチェア、スツールがあり、座面は布張り。背もたれはサスペンションタイプとアプホルスター(布張り)タイプがあります。サイドチェアの脚部は、4つまで積み重ねることができる4レッグとスレッドスペースがあるとしています。


⑧ MUチェア(内田洋行)

MUチェアは内田洋行が2018年11月に開催した「UCHIDA FAIR 2019」で発表され、発売したオフィスチェアです。
緩やかなカーブの大きな木製の背座と、背のしなりによって、座る人の自由な姿勢に対応し、快適な座り心地をつくるといいます。
MUチェアは、様々な用途に使える、オフィスチェアの新しい原形だといいます。どこでも仕事ができる現在、オフィスチェアに求められている価値は、今までとは変わってきたとしています。
MUチェアは、大きすぎず派手すぎず、シンプルで丁度良い心地よさだといいます。


⑨ ジロフレックス313(ジロフレックス、プラス)

1871年創立のスイスのチェアメーカージロフレックスは座るひとにあわせた最適な座り心地を実現するという、エルゴノミクスチェアの進化系だといいます。
ジロフレックス313は、座る人の体重を椅子が自動的に感知。ロッキングの理想的な強さの調節を実現するとしています。
身体の大きな男性、小柄な女性、さまざまなタイプの人が座る場合でも、ジロフレックス313は自動的に体重を感知し、理想的なロッキングの強さを実現するといいます。
複数の人が座るフリーアドレスに適した機能だとしています。


⑩ ジェネレーションチェア(ノルジャパン)

Knoll(ノル)社は、世界的に知られているアメリカを代表するという家具メーカーです。ミース・ファン・デル・ローエ、エーロ・サーリネン、ハリー・ベルトイアなどのコレクションを中心とした「Knoll Studio」、AntennaやRockwellをはじめとした、快適で革新的なオフィス環境を提供する「Knoll Office」。そして、機能的で革新的なモダンデザインを供給し続ける「Knoll Textiles」の、3つのカテゴリーを中心に展開しています。

「Knoll Office」は、個人そして組織としての目標を達成するため、日々進化し続けるワークスタイルに対し、Knoll Officeは独自の研究と世界中の実績に基づき、最新のワークスタイルをサポートするソリューションを提供するといいます。
「Knoll Textiles」は、北米最大のテキスタイルサプライヤの一つで、医療、ホスピタリティ、教育のために開発された製品を備えているといいます。耐久性・環境性能が高いことはもちろん、現在の商品数は4000種で、椅子張り地・吸音パネル・カーテン等素晴らしい空間をトータルコーディネートすることができるといいます。無地は美しい中間色、柄は歴史ある幾何学模様を原点に、新作は年6回発表され、新しい色・デザインを世界中に提供し続けているとしています。

同社を代表するオフィスチェアである「ジェネレーションチェア」は、快適性と制限の無い動きを提供する、新しいスタンダードチェアだといいます。
現代のワークプレイスにおける、さまざまな姿勢とワークスタイルをサポートするとしています。

みなさまへのお願い

このサイトは在宅ワークにオススメ(したい)オシャレなオフィスチェア10ブランドの説明とオススメの理由を主にご紹介しています。それぞれの紹介の全文は別の記事としてありますのでリンクをご利用のうえご覧いただければ幸いです。(この記事のそれぞれの紹介文はそれらの冒頭の部分を抜き出したものです)

この10製品は管理人(オフィス山人)が個人的に選択したものであり、あくまでも個人の価値観によるものです。

便宜上番号をつけましたが、ランキングでもなく何の関係もありません。

また、ここに記した説明は2022年9月時点のものです。より正確さを心掛けましたが、変更があったり、もし事実と違うことがありましてもご容赦いただきたく存じます。
さらに、山人のコメントは実際に試座し、様々な場面で取材を通じて得た印象ではありますが、あくまでも主観的なものであり、また、体格差などもありますので、できるだけ試座をされ、あくまでもご自分でご判断ください。

(画像はそれぞれ各メーカー様よりご協力をいただいております)

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